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Inori Minase LIVE TOUR 2022 glow 兵庫公演(延期公演)

 

■2022/10/8 Inori Minase LIVE TOUR 2022 glow 兵庫公演 神戸国際会館こくさいホール■

 

本来 9/3にツアー初日として開催される予定だった兵庫公演、

公演関係者のコロナウイルス感染により延期され、結果として千秋楽公演に。

 

筆者は元々兵庫公演のみ参加の予定だったが、ネタバレを回避出来る気が全くしなかった為、愛知公演(9/10)のチケットを直前で確保し、ツアーには参加済み。

その為、セットリストや演出・その後他の公演の情報も何となく得ており日替わり曲も把握した状況で千秋楽公演へ参加。

 

 

■10/8 当日■

 

関東からやってくる連番のFと三宮駅で待ち合わせ。

開演までの時間で兵庫県立美術館で開催されている

ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵―武者たちの物語」へ。

詳細は省略するが、今まであまり触れてこなかったジャンルである浮世絵の奥深さ・刀剣の美しさは大変楽しい時間であった。

 

 

■開演前■

 

開演15分前程に座席へ。

勘違いオタクあるあるの「いのりと目合った…!」みたいなことを冗談でも言えない1階30列目という座席だったので、

「俺は楽曲派オタク!!!」という精神で開演を待つ。

 

余談だが、筆者は開演前の「まもなく開演です」のアナウンス→客電が落ちる瞬間がとても好きである。

観客全員がこの瞬間を待ってました!となるあの一体感は本当にドキドキする。

 

前述の通り、兵庫公演は延期になったことで千秋楽公演。

会場にいる人間の期待感・高揚感・無事開催されることの安堵感を凄まじく感じる開演前。

まだ1曲目が始まっていないのに、この時点で「今日は良いライブになるんだろうなぁ…」となんとなく感じる。

 

さぁ、オープニングムービーが始まる。

 

 

■ライブ本編■

1.sunrise glow(overture)

2.僕らだけの鼓動

「僕だよ やっと会えたね

今日という1日が楽しみになる予感は絶対本当にさせるから」

 

この歌詞がこのツアーを象徴していると思う本当に。

 

3.Step Up!

4.Catch the Rainbow!

 

LIVE TOUR 2019 Catch the Rainbow!が初参加したライブだが、

あの時期は信じられないくらいに体調が良くなくて、

ライブ中に腕を上げるどころか、立っていることも辛かった。

やっと大好きなこの曲達を全力で楽しめるライブ。

生きていれば良いことってあるんだなぁ(これ書いてて思い出して泣きそう)

 

5.Wonder Caravan!

6.風色Letter

 

少し落ち着いたブロック。

手紙をポスティングするという演出良い。

最近手紙って書いていないし、このブログの文章もそうだが、

文章を書く・残すということって大切なのかも。

Twitterとは違って文章を考える大切さをふと想う。

てか、文章を書くということが昔から苦手で避けてきた人生…

オタクは高まることで全ての記憶を失ってしまうので…

 

7.We Are The Music

8.Melty Night

 

胸がトキめくんだよ~~~

 

9.夏の約束

10.八月のスーベニア

 

はい来ましたえっっっっぐい流れの2曲。

愛知公演でこの流れが来て、とんでもないことかましてきたなぁと。

夏といってもキラキラした夏ではなくて、なんとなく夏の終わりを感じる。

心の底からの真っ直ぐな約束と、相反する未来の別れを想像してしまう。

人というものは絶対に終わりを迎えるもので、誰かを残してしまう。

残された想い・辛さ・喪失感・一人歳を重ねる怖さ。

大人といえる年齢になったからこそ、色々な感情が湧き出た2曲だった。

 

 

11.REAL-EYES

12.HELLO HORIZON

13.Starry Wish

 

説明いる?いらんいらん。

というかあんまり憶えてないし考えてなかったブロック。

 

14.Will

 

ここが今回の分岐点。

MC明けでいつもなら「僕らは今」だが、

いのりの口から出たのは「それでは聴いてください、Will」

左側にいた知らんオタクが「あれっ…?」って小さく言ったのを聞き逃さない。

 

15.星屑のコントレイル

 

Will→星屑のコントレイルとかまじ…?まじですか…?

宮城公演に参加したYオタクが、2022/9/17 20:45に歌詞ツイートして

「は?????」ってリアルに声出したんですよ本当に。

 

感情が爆発してしまった。

ここで跳ばないならどこで跳べる?

次にいつ聴ける?後悔したくない。

そんな想いで、4分30秒全力で楽しませてもらいました。

 

16.パレオトピア

17.心つかまえて

 

水瀬いのりさんの表現力の凄さを改めて再確認したブロック。

この世には色々な人がいて、毎日色々な日が過ぎていく。

楽しい1日でも、辛い1日でも、同じ1日で違う1日。

なんかそんなことを思って、生きていることに改めて感謝。

 

18.ココロソマリ

御本人が作詞した楽曲だからか、歌詞に乗った気持ちがとても伝わってくる。

自然に涙が出てくる大好きな1曲。家族のことを想った歌詞。

コロナ禍でまだまだどうなるかわからない現状。

伝えたい気持ちは隠さずに言う、そんな強さを持ちたいし大切にしたい。

 

19.glow

本編最後の曲。

イントロが始まって、涙ぐむいのりさん。

歌を唄っている時は涙を堪え、唄い終わった後についに涙が。

延期になってしまったツアーが無事に完走出来た喜びだろうか。

涙の理由は御本人にしかわからないけれど、

glowという楽曲を唄いきって、ツアーを表す1曲を最後まで

伝えてくれたことに改めて感謝。(我も涙出たのは秘密)

 

En1.春空

愛知公演でこの曲来た時、ひっくり返りそうになった曲。

兵庫公演で改めて聴くことが出来て、勇気の塊みたいな曲だよなぁと。

 

En2.涙のあとは

glowの涙の後にこの曲はずるいかもです。

千秋楽公演でこれを聴いたら、次のライブが今から待ち遠しくなってしまう。

ライブって幸せな空間だよね。

 

En3.Starlight Museum

水瀬いのりさんの楽曲って、迷いや悩みがあることを否定しないと思う。

けれど、それを乗り越えた先に待っている未来も語ってくれる。

筆者は色々な事情で、自分に対して影を感じてしまうことも多いのだけど、

だからこそこういった歌詞がグサグサ刺さってくる。

勇気を貰えるし、歌の力の凄さを感じる。

改めて、日本人で良かったなぁ~(よくわからないが伝われ)

 

WEn.僕らは今

 

前述の通りWillのところでやらなかったので、この曲がダブアンなのはわかっていた。

それでもこの曲でツアーを締めるのが本当に素晴らしい。

そもそもこの曲大好きマンなので、嬉しさも凄い。

 

 

この日のこの曲でのステージ・観客の盛り上がり方って異常なくらいだったと思う。

 

「誰一人ひとりじゃない 誰一人欠けても決して生まれない

今夜この場所で 未来まで語り継がれる神話を作るよ」

 

この歌詞があったからこそ、この公演の感想を残しておきたいなと思って

今このブログを何となく書いている。

多分この兵庫公演は映像化されることは無いし、幸運にも参加出来た人間しか

あの熱量を感じることは出来ない。

 

 

 

実際に参加した自分が、「こんな凄いライブを観ることが出来ていいんだろうか…今日の水瀬いのりさんは凄すぎる…」と思ったくらいなので、

少しでもこのライブの熱量を伝えることが出来ていれば良いな。

と思って初めてのブログを書いてみた。

 

 

■最後に■

 

慣れない文章を書くのがしんどすぎて辛かった(泣)

けれどそれ以上に、自分がこの公演に参加出来たことを残しておきたいと思って、

普段すぐ忘れてしまう鳥頭の自分の記憶を頑張って引っ張り出した。

 

次のライブが開催される時、日本でのライブ事情がどうなっているかはわからないけれど、兵庫公演でもまだ完成されていない「僕らは今」という曲の完成を見れれば良いな。